レゴはもう子供だけのおもちゃじゃない!といわんばかりのバグレゴ。
こんな使い方があったのか!
エンジニアはバグを発見すると,Tracにバグを登録し,その後でバグを表現するブロックを組み上げる。そしてTracでバグを区別するためのIDとバグの簡単な説明を付せんに書き,ブロックに張っておく。ブロックを積んでおく場所は,メンバー全員が目を向けるお菓子置き場だ。ブロックが積んであると,すぐ目に入ってバグを認識することになる。
バグを担当するエンジニアは,バグに対応した後,ブロックをバラバラにしてブロックを入れる容器に戻す。このときに人によって一抹の寂しさを感じてしまうこともあれば,他人が積んだレゴを破壊することで達成感を得ることもある。いずれにしろ,また新たにバグを見つけて,ブロックを積もうと心に誓うのだ。冗談のようだが,本当の話である。
(中略)
またバグレゴには思わぬ副産物もあった。音を聞いているだけで,バグの状況がある程度分かるようになったのである。ブロックを入れた容器をあさっている音が聞こえると「バグを見つけて登録するんだな」,ブロックを「ガシャン」と壊す音が聞こえると「バグをつぶしたんだな」といった具合だ。ブロックという現実世界のモノを使うことで,視覚だけではなく五感を使った管理ができることを改めて実感した。
連載 Web 2.0時代のソフトウエア開発手法 - 第20回 レゴブロックでバグを見える化する:ITpro
1案件終わると、バグの検出具合によってレゴでいろんなモノ作れそうだ。