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Springメンテナンスポリシー変更に伴うコミュニティへの反応

Spring Frameworkのメンテナンスポリシーが変更されて、コミュニティに大きな影響を与えてるが、Rod JohnsonがInfoQに対してコメントだした模様。

現在、本番環境で使用されるSpringのリリースがますます増えているので、SpringSourceがすべてのリリースに対して、無料かつ最高品質のメンテナンスを提供することは不可能です(誰がやっても不可能です)。
SpringSourceが制定したポリシーは、最新のソースコードへアクセスが必要なオープンソースコミュニティのニーズを満たすと同時に、最新リリースにアップグレードするというオープンソースの典型的な慣行に従うことができないか、もしくは従う意志がないため、Springの旧バージョンのサポートを必要とする保守的な企業顧客のニーズも満たすものです。


このポリシーはオープンソースの正当性を信じる技術者に影響を与えるものではありません。SpringSourceの従業員が賃金をもらって開発するソースコードに、技術者は今後もアクセスできます。影響を受けるのは、ソースコードに近寄る意志を持たないか、最新版に更新したくない人たちだけです。リスク許容度に限界がある組織にとっては、開発元による3年間のメンテナンスと年中無休(24 x 7)のサポートは、SpringSource Enterprise購入を選択する説得力のある理由になります。


SpringSourceでは、オープンソースに貢献していることをとても誇りに思っています。これはSpringに限ったことではありません。私たちはApache HTTPD WebサーバのTomcatに多大な貢献をしていますし、他のプロジェクト多数にも関与しています。エンタープライズJavaの分野では最も有能な技術者を大勢雇用し、以前は多数が貢献できなかったオープンソースへの寄与を可能にしています。

SpringSourceの変更にコミュニティが反応、Rod Johnson最高経営責任者が説明

影響を受けるのが「ソースコードに近寄る意思を持たないか、最新版に更新したくない人たちだけ」って…。ちょっと敷居が高いんじゃないか?リポジトリがどんな状態なのかも不明なのに、ビルドするのって…。それにSpringってGeronimo含め多数のMWに組み込まれていると思うが、そういった組織は今後も継続してSpringを使っていくんだろうか?

やはり、オープンソースを続けていくだけのコストは大きいのか?まぁ、ただSpringの場合、使用していてもSpringのバグに出会ってSpringのバージョンアップをしたことは今まで一度も無い。品質面では高い状態にあると思う。性善説っぽくなるが、そういった前提をどう捉えるか。

まぁ、APサーバなど、WebLogicWebSphereとか有償版使うなら、有償のDIコンテナ使うってのもあまり問題ない気もするけど。


それにしても、InfoQ Japanってコンポーネントスクエアが運営してたのね。久々にコンポーネントスクエアって名前聞いたな。