Rails2.3.0RC1がリリースされてるみたい。
個人的に注目な変更点としては、
- Rackの導入
CGIモジュールに変わってRackというライブラリが採用されたみたい。Rack自体は特にRailsに特化したプラグインではなく「HTTPサーバ」と「Rubyで作成されたWebアプリケーション」の間で動作するライブラリで、後ろでWEBrickやMongrel、FastCGI等どれが動作していても統一的なインターフェースで扱えるように導入されたライブラリみたい。Rackを利用すれば異なるRubyアプリケーション間でSessionの共有などもできるとか。まぁ、CGIモジュール→Rackの変更によりCGIモジュール使ってる既存コードは移行する際の影響は大きそう。
- Nested Attributes
ActiveRecordのモデルでネスト関係にあるモデルに対して、同時に親と子のオブジェクトについて更新処理が可能になるみたい。
- Nested Transactions
トランザクションのネスト処理で、トランザクション内で別のトランザクションを発生させることができるようになったみた。ただ、業務アプリの１ビジネスロジックあたりでトランザクションを分割するケースってほとんど無いのであまり需要は無いような気がする。
- Nested Object Forms
こちらはActiveRecordがNested Attributesをサポートしたことでネスト構造にあるモデルをActionView側のViewコンポーネントでもネスト構造をそのままViewコンポーネントのERB等で表現することが可能になったみたいで便利だ。
その他にも数多くの変更が取り込まれてる。結構なスピード感で更新されてるなぁ。まぁ、バージョン間の互換性が問題無いのかちょっと気になるけど。
