Play 2.0を触ってみようとIntellij IDEA上に環境を構築しようとすると、Play 1.x系で有効だった↓のコマンドが使えない。
$ play idealize myProject
1.x系の場合PlayFrameworkのプロジェクトに対し↑のコマンドを実行するだけで、Intellij IDEA用のプロジェクトファイルを自動生成してくれてたんだけど、Play 2.0では、現時点でβ版だからかidealizeってコマンドはまだ存在しないようだ。
まぁ、コマンドはなくともplay 2.0 beta - IntelliJ IDEA configuration (Java) - play-framework | Google Groupsをみる限り、コンフィグレーションは可能なようだったのでやってみる。
まず、playコマンド使ってプロジェクトを新規作成。
$ play new sample
プロジェクトが生成されるので、続いてIntellij IDEAで New Projectを作成。
- New Project生成のダイアログで「create project from existing sources」を選択。
- 続いて、Project file locationに先ほど生成したsampleプロジェクトのフォルダを指定。
- 後はIDEAが対象ソースを自動検索するので、app以下のソースをsrcとして認識するようチェックしてnext&finish。
IDEAのプロジェクトが作成され、モジュールの設定画面を開くと↓のようになってる。
続いて、依存関係のあるPlayのライブラリを追加する。↑のモジュール設定画面のDependenciesタブを開き、以下のplayのライブラリのフォルダとソースフォルダを指定したライブラリを作成する。
- Jar
$PLAY_HOME/framework/sbt/boot/scala-2.9.1/play/play/2.0-beta/
$PLAY_HOmE/framework/sbt/boot/scala-2.9.1/lib/ - Source
$PLAY/framework/play/src/main/java/
最後にもう1つ別の依存性を追加する。以下のようにplayコマンドで生成したプロジェクトのtarget/scala-2.9.1/classesをライブラリとして追加する。
これでIDEAを使ってPlay2.0なアプリを開発する環境はできあがり。ちなみにplay newでプロジェクト作る際に、「1 - Create a simple Scala application」ってScalaアプリケーションを選択した場合は、↑の方法で環境構築しようとしても、Javaのソースが存在しないためかIDEAが対象ソースがないと認識して正常にプロジェクトが生成されない。
まー、じきにplayコマンドでIDEAのプロジェクトファイルも生成できるようになるんだろーなーと期待!
2013/2/4追記
Play2.0でIDEAプロジェクトを生成する機能も用意されたので、playコンソールで↓のコマンド叩けばIDEAのプロジェクトファイルが生成される。
$ idea with-sources
(with-sourcesオプション付けると依存ライブラリのソースも一緒に取得してくれる。)