Covenants
少し前に、BitcoinでVaultを実現するために2つのopcodeを導入するソフトフォークの提案がBIP-345として登録された↓ https://github.com/bitcoin/bips/blob/master/bip-0345.mediawiki Vaultとは? Vault(金庫)は、その名前から分かるようにビットコインを…
Rusty RussellのBitcoinにおけるCovenantsの記事を見てて、Covenants via Signaturesという手法について言及されてたので、このCovenants手法を調べてみた。APOを使ってCTV Covenantsをエミュレートするというアプローチ。 SIGHASH_ANYPREVOUT BIP-118として…
MATT(Merkleize All The Things!)は、BitcoinのようなUTXOモデルで汎用的なスマートコントラクトを構築しようという提案の1つ↓ https://merkle.fun/ Taprootを利用したステートへのコミット EVMのようなステートツリーを持たないBitcoinで唯一管理されるス…
先月Russell O’ConnorがBitcoin-Devメーリングリストに投稿した、Bitcoinの次のソフトフォークの内容として検討されている、CTV(OP_CHECKTEMPLATEVERIFY)opcodeと、eltooスタイルのLightningチャネルを構成可能にするANYPREVOUTを、新しいopcode TXHASHとC…
最近、Anthony TownsによってCovenantsの新しい実装方式を提案されている↓ https://lists.linuxfoundation.org/pipermail/bitcoin-dev/2021-September/019419.html https://lists.linuxfoundation.org/pipermail/bitcoin-dev/2021-September/019420.html こ…
Covenantsは、Bitcoinのコインの用途(送り先など)を制限するための仕組み。これまでCovenantsを導入する仕組みの提案がいくつかあったけど、2021年1月にAndrew PoelstraがSchnorr署名とOP_CATを利用したCovenantsの構成を発表しているので、その内容につい…
Bitcoinは通常ロックスクリプトにロックされたコインをアンロックできるアンロックスクリプトを提供できれば、そのコインはどこにでも送金できる。これに対し、あるコインをアンロックした場合、そのコインの送付先を限定する仕組みがCovenantsだ。つまりあ…
Scaling Bitcoinのセッションで提案されていた、Bitcoinの秘密鍵が例え盗まれても、Bitcoin自体が盗まれないようにするCovenantsを使った金庫についてブログを書いた↓けど、 techmedia-think.hatenablog.com このアプローチとは別に、Blockstreamが提供する…
ミラノで開催されたScaling Bitcoinのセッションの1つだったCovenantsについてホワイトペーパーが公開されてたので見てみた。 http://fc16.ifca.ai/bitcoin/papers/MES16.pdf ※ ↑の論文は特にBIPにもなっている訳でもないので、今後Bitcoinのスクリプトシス…