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福岡でCloudとかBlockchainとか。

AmazonWebService

クラウドブームの先駆けとしてメジャーなAmazonのEC2やS3だが、調べてみるとこれら以外にもAmazonが提供しているWebServiceって結構ある。

現状、公開されてるのだと、

  • MechanicalTurk
    プログラムでは効率的に処理できない作業を人手によって代行するサービス。対価は1人あたり3〜5セントが多いみたい。語源は、1769年にハンガリーの発明家が作ったチェス対戦ロボットらしい。このロボット、実は中にチェスの名人が入ってたみたいで、同じ意味合いでサービスとして提供してる模様。実際にこんな依頼もあるみたい。
    CNET Japan
  • CloudFront
    インターネット上のストレージにあるデータを世界各地に配置されているエッジサーバにキャッシュとして保存し、アクセスするユーザによって高速にデータアクセスする環境を提供する。エッジサーバ自体は日本(東京)を含む世界14箇所に設置されてると。EC2の拠点はアメリカの東海岸とヨーロッパにしかないので、実際にパフォーマンスを考慮するとEC2+CloudFrontというソリューションが求められるのかも。
  • ElasticComputeCloud
    コンピュータの処理能力をオンデマンドで提供するサービスEC2.
  • ElasticMapReduce
    EC2+S3上でHadoopベースのMapReduceを動作させるサービス。
  • DevPay
    EC2上で動作するサービスに対して、開発者が課金するためのサービスを提供。
  • FlexiblePaymentsService
    開発者がAmazonの決済インフラを使用できるサービス。ユーザがAmazonのアカウントを持ってれば、そのアカウントの決済方法により決済が進むため、新たにユーザ情報の登録や決済方法の登録をすることなく決済することが可能。
  • FulfillmentWebService
    「Fulfillment by Amazon」を導入していることが前提。(Fulfillment by Amazonとは、企業がAmazonの受発注処理センターに商品を送るとAmazonが在庫管理、梱包、配送を代行するサービス。)Amazonの受注処理業務インフラを利用できるサービス。
  • SimpleStorageService
    言わずと知れたオンラインストレージサービスS3。
  • SimpleDB
    データフォーマットやスキーマ定義が不要なWebデータベース。GET,PULL,DELETE等シンプルなコマンドでクエリを実行可能。
  • SimpleQueueService
    分散環境のキューコントロールをRESTで提供する。


といった具合。MechanicalTurkとか人の作業(アナログ)とシステムを上手く組み合わせた面白いサービスだ。

あと、Fulfillment by Amazonとか小売をやってるAmazonならではサービスも面白い。EC2やS3といったコンピュータの演算能力やストレージの利用が注目されがちなクラウドだけど、Amazonみたいに自社のソリューションを上手く組み込むようなアプローチが成功の秘訣なのかも。