今更ながらGWT(Google Web Toolkit)をいじってみようと思い立つ。
GWTは、Javaのコードを書くだけでAjaxアプリケーションを構築できるフレームワーク。Javaで記述したコードから、GWTのJava-to-JavaScript機能でJavaScriptを生成する。コードの管理を全てJavaに集約できるってのは管理上良いな。Wicketの方針と同じか。
売りとしては、
高パフォーマンスの JavaScriptGWT は以下のような AJAX アプリを提供します。
・手で記述した JavaScript アプリよりも高速にロードできます。
・小さく、コンパクトで、キャッシュ可能なコードを使用します。
・IE、Firefox、Mozilla、Safari、Opera を自動的にサポートします。
・ブラウザの [戻る] ボタンを正しく使用します。
Google Web Toolkit — Google Developers
なのがある。ブラウザの「戻る」ボタンについては、Ajaxを使用してページ遷移を実現していた場合、ブラウザの「戻る」ボタンを使うとAjaxの遷移と関係なく、前に開いてたページに戻るといった現象が発生するけど、そこをAjaxの画面遷移を戻すようにしてるってことかな。
Java→JavaScriptへの変換によって、普通に開発していて発生するJavaScriptエラーをJavaのコンパイル時に発見可能になる。リファクタリングするにも対象がJavaなので、IDE使えば簡単&確実。
GWTはここから入手可能。
Google Web Toolkit Downloads - Google Web Toolkit — Google Developers
先月バージョン1.5がリリースされており、このバージョンからJava5にも対応した模様。